代表あいさつ


2023 mukocity mayoral election

 みなさん、こんにちは。
 向日市くらし支え合いネットワーク「生きる」(略称・向日市「生きる」ネット)の代表、木下秀美です。
 向日市「生きる」ネットの代表として向日市政を変えるために活動する決意をしました。政党としては無所属です。
 結婚を機に向日市に移り住んで40年になります。向日市に居を構えることにした理由は、(当時)自然が豊かで、水が美味しく、保育所・学童保育が充実しているなど子育ての環境が整っている、通勤にも便利…などです。
 40年、向日市にくらし、子育てをし、今思うことがいっぱいあります。
 私たち向日市「生きる」ネットがスローガンに掲げる『あなたを支える、それが行政の仕事だよ。あなたは夢に向かって!』には、その思いが詰まっています。
 少し具体的な話しをしましょう。これらの思いから、多くの「声」と事実を重ねながら、政策としてまとめて行きたいと思います。長いですが、ぜひお読みいただき、メッセージや要望としてお寄せいただきたいと思います。

1.これからの向日市を支えてくれるのは若い世代、そしてこどもたち
 向日市を作って来たのはこれまでの大人かも知れません。しかし、今、これからの向日市をさらに継続・発展させ、支えてくれるは、間違いなく若い世代、そしてこどもたちです。これからの市政は「こども目線」で見直し、多様な声を聴き、誰も困らない、あきらめることのないものに変えて行く必要があると思います。

2.「声」と事実から政策作りをします
 多様な立場や状態におられる人たちから「声」をお聴きし、統計資料やこれまで及び今進められようとしている施策を事実に基づいて見直し、政策化して行かなければならないと思います。向日市に住んでいる人だけではなく働きに来ている人たちからも「声」をお聴きしなければなりません。

3.広く市民の「声」をお聴きします
 私はあちこちに出向きますし、向日市「生きる」ネットのWEBサイトやネットアンケートなどをフル活用します。「ネットやスマホは苦手、わからない」と言われる方も、若い人たちに遠慮なく手伝ってもらって下さい。もちろん、向日市「生きる」ネットにつながる人たちに直接お声かけいただいても、お電話いただいても結構です。

4.「こども目線」で、違う意見や中間の立場を大切に市政を創る
 今、これからの市政を考えて行く上で必要なのは「こども目線」であること。事実に基づきながら、市民・市内で働く、向日市につながるお一人お一人が、それぞれの生活課題を、そして市政・市役所が施策を、俯瞰的に(マクロ)、個別に(ミクロ)、そして中間(メゾ)を大切にビジョンを語る・創ることだと思います。賛成か反対かは、同じ市にくらし働く私たち自身を分断することになります。違う意見や立場、中間的な考えこそ今大切にされなければならないと思います。

5.向日市は「少子高齢化」が進んでいるとは言えない
 世代別人口を見ると、45歳から54歳の層が最も多く、住宅が増えたことなどから新たに転入された人たちやその子どもが増え、こどもの数は増加傾向にあります。これが事実(FACT)です。
 新鮮な取れたて野菜や生活に必要な日用品などが近くで買える、安心してくつろぎ集える公園や居場所、子育てをがっつり支える仕組みの拡充や市としての独自施策をつくることなどが不可欠な課題となります。高齢者や障害のある人たちが安心して生きられる、「住み続けたい」、こどもたちが十年後、数十年後に「向日市で育って良かった」と言える市でなければなりません。そのために必用な予算を削っている場合ではありません。

6.社会福祉専門職の経験を活かして、行政ができることをもっと
 私は自死遺族です。長男が中学三年生だった2000年2月4日、自室で亡くなってしまいました。不登校になった原因は中学校の荒れでした。当時の学校の状態、学校が行った「指導」、不登校状態の生徒に何をしたのかしなかったのか(不作為)、事実が知りたいと京都弁護士会に人権救済の申立てをしました。詳細は『不登校自殺 その時親は、学校は—』(かもがわ出版,2002)に書きましたし、私の事務所のサイトからもお読みいただけます。当時、不登校について相談できる相手がいなかったので、私自身が相談相手になろうと仕事を辞め、大学で学び直し、2005年に相談室を開設し、精神保健福祉士の国家資格を取得しました。不登校、ひきこもり、精神疾患、それらの基盤にあることが多いとされる神経発達症・障害(こどもから大人、高齢者まで)、高齢介護、成年後見、DVやパワハラ、不適切な養育を受けて育った子どもへの多様なサポートと、社会福祉専門職としての相談対応やソーシャルワークは多岐に渡ってきました。でも、私が相談室を拠点に行っていることの8割以上は、本来、行政が対応できること、すべきことです。

7.市役所職員が元気に働きがいをもてるように
 市民の困りや悩みを誰よりも知っているのは市役所職員です。「声」を聴いた行政職は、「何とかしたい、どうにかならないか」と逡巡するはずです。でも、今の向日市の窓口に行くと「手続きの受付をするだけ、話しは聞いてくれるけど動いてくれない」という声をよくお聴きしますし、私自身も旧健康福祉部局などの窓口で体験を積んでいます。市職員のみなさんが本来の仕事を意欲的にできるように変えて行かなければなりません。

8.今問いたい「真(まこと)」
 世界では今も戦争や紛争が絶えません。どんな国、言語、宗教、政治的考え、職業、家族の状態、経済的立場や関係性であろうと、国が、世界が平和で安定していなければ安心して生活することも、願いをかなえることもできません。今必要なのは「真(まこと)」をみんなが問い、それに向かって考え行動することだと思います。

 私は、無名・無所属の新人です。ビジョンや政策も、多くのみなさんの「声」をお聴きしながら創って行く取り組みを「向日市「生きる」ネット」として始めたばかりです。
 市政が変わると、何が変わる?
 今少し立ち止まって考える機会を増やして行きたいと思います。
 ご理解とご協力をよろしくお願いします。

2023年3月15日
向日市くらし支え合いネットワーク「生きる」
(略称:向日市「生きる」ネット)
代表 木下秀美(認定精神保健福祉士)


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