こども・子育てに優しいまちは、住民みんなにやさしいまちになる


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市議会議員選挙の大切な争点、本気で取り組む議員が多数の議会に

向日市は子育てしやすい、緑・環境・景観が良い、福祉が充実していると聞いた…。JR1駅・阪急3駅があり、ベッドタウンとして、子育てしやすい地域として向日市が選ばれ、人口が増えてきました。そして北部の阪急洛西口周辺開発で、住宅も増え、当然ながらこどもの数が増えています。

一方で、市長も議会でぼやいていましたが、「人口の流出が多い」のも事実です。向日市は人口の流入も流出も多い、微増状態にある市です。

以下は4月の市長選挙の際に作成したものです。

向日市 くらし まちづくり 人口 少子高齢化
向日市 くらし まちづくり こども 数

さらに今後、JR向日町駅東口にタワーマンション建設の計画があり、人口もこどもの数も増えることが予想されます。

一方の流出の理由はさまざまでしょうが、よく耳にするのは、子育てが終わった年齢の方々が他都市へ転居する、保育所など子育て環境に期待していたが近隣他都市の方が良いので引っ越す…というものです。

「期待外れ」が流出の原因と言われる

この間の市議会においても、こども・子育てに関して、この「期待外れ」の要因と思われるものがいくつかあります(市議会のライブ動画あり)。

・「子どもの医療費助成を18歳まで通院も無料にすることを求める請願」が不採択(令和5年第二回定例会)

・「小中学校給食無償化を求める意見書」は可決されたが、全会一致ではない(令和5年第二回定例会)

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(意見書第8号)小中学校給食無償化を求める意見書採択の瞬間

公立保育所は今も3歳以上は主食(ごはん)を各自が持って行かなければならない(令和5年第二回定例会で複数議員からの一般質問、実施検討の方向との市の答弁)

「子育て支援は最優先課題」とするが実際の子育て(保育料・給食費無償化・待機児童ゼロなど)・不登校・居場所・学校以外の学びの提供などは方向性を示せていない(令和5年第二回定例会)

・「女子トイレに生理用品を常備することを求める請願」が不採択(令和5年第一回定例会)

・「私立幼稚園幼児教育振興助成に関する請願」が採択されたものの取り組みがない(遅い)のでと3回目の請願(令和4年第四回定例会で採択、令和5年度補正予算で「子ども・子育て利用者支援拡充事業」として一部実施・拡充)

これらの要望は全国的に「当たり前」のこととなっているものばかりで、本来なら市が追加予算を議案として提出すべきです。

タワマン建設の人口・こども増に対応するビジョンが必要

JR向日町駅東口に予定されているタワーマンション建設、300戸を超えると言われています。保育所・幼稚園・小学校・学童保育所・公園など、こども・子育ての受け皿、買い物や地域コミュニティなど子育てやくらしに不可欠なものなどは何も見えて来ません。見えつつあるのは駅前整備計画と道路整備だけです。

こども・子育ては、人・くらしを支えるにぎわい(地域の経済循環)を生む

全国的に少子高齢化、人口減少が問題になっている中で、人口・こどもの数の増加が見込めるのは、とても大切なことです。しっかりと対応していかなければなりません。住民税や固定資産税の税収増となるだけでなく、子育てをすることで商業や農業など産業・経済活動が活発になる(にぎわいが増し、新たに営まれる)、さまざまな活動が行われることで経済循環が生まれます。

企業誘致や開発に依存しなくても、こども・子育てを大切にする市民の力で、向日市の財政を支えて行くことは可能です。


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