京都府議会で西脇知事が知事 向日町競輪場敷地内に「アリーナ」整備の方針


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京都府の西脇知事は14日の定例府議会で、大規模な屋内スポーツ施設、いわゆる「アリーナ」について、京都市内での整備を見送り、向日市にある向日町競輪場の敷地内に整備する方針を明らかにしました。

京都 NEWS WEB 西脇知事 向日町競輪場の敷地内に「アリーナ」整備の方03月14日 18時17分
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一方、翌日の令和6年3月15日定例知事記者会見で京都府の西脇知事は、記者の質問に対して

「いよいよ本格的に整備内容を検討していくという時に、2ヶ所同時並行でやっても、最終的にはどちらか一方にしかならないということであれば、より的確に検討していくためには、少し遅いかもしれませんが、年度内には業務の結果が出てきますので、年度が明けた時にそれに基づいたことをスタートさせるということで、その前に早い段階で整備地を決めた方がいいし、しかも皆様からも何度も聞かれていましたし、実は内部でここに場所を決めて進めていましたと言うよりも、少なくとも整備地は関心も高いので、私の方から皆様にお知らせするのがいいのではないかと考えたというのが一番です。なぜ昨日だったのかという理由かどうかは別にしても、この段階で整備地を申し上げたということです」

と応えています。

令和6年3月15日定例知事記者会見

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アリーナ整備表明を急ぐ理由の1つ?

B.LEAGUE PREMIER_kijyun

公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ クラブ・アリーナを軸に地域が発展するための審査基準を設定

Bリーグ一部に位置するバスケットボールチームを継続させるためには、
基本となるホームアリーナが必須です。

ホームアリーナ検査要項 2026-27シーズン新B1用 ←詳細はこちらから

この要綱を見ると「施設要件」として、いくつかの難題が盛り込まれています。

・入場可能数 ◆5,000席以上の観客席数を有する

・スイート・ラウンジがあること

・練習用のサブアリーナ

・飲食関連施設

・駐車場

・付帯設備

・各種スペース

つまり、競技会場が1つあれば良いというモノではありません。

観客の来場(大型バスなど)、チームや関係者・救急車両の導線や待機場所などなど、用地だけでなく周辺の道路整備なども必須です。

「基本構想」が発表され、知事が府議会で見解を述べたとしても、どんなハコモノを、いつまでに、どのように、周辺整備と合わせて行っていくのか、まったく見通しは示されていません。
向日市の令和6年第一回議会でも、競輪場にアリーナが建設されることによる地域のメリットについて、様々なスポーツ競技やイベント開催などで経済効果が見込まれる…というアバウトな市長の答弁しかありませんでした。府知事の会見報道を受けての21日の本会議最終日、どんな質疑が行われるのでしょうか?

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向日町競輪場基本構想 (配付資料付き)

※usai


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