JR向日町駅の駅舎・自由通路(高架)の工事が始まっています。東口、新たな駅ビル、想定されているタワマンなどについては別事業であるためにこの説明会ではふれられませんでした。
11月9日(市民体育館)・11日(市民会館)に工事説明会が開催され計78名の住民が参加されました。
↓工事説明会で配付された資料です。
JR向日町駅自由通路等整備に係る工事説明会の資料(PDF:4.3MB)
↓25日の向日市議会まちづくり特別委員会で配付・報告された資料です。
向日町駅は京都府内で最も歴史の古い鉄道駅。
1876年(明治9年)7月26日、官設鉄道が大阪駅から延伸した際の終着として開業。1895年(明治28年)4月1日:線路名称制定。東海道線(1909年より東海道本線)の所属となる。(以上、『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋)
さらにお聴きする話しでは、東海道線が開通する以前は、「西国街道」が向日町駅の場所を北東から南西へ通っていたとのことです。
↓以下、向日市のWEBサイトから転載します。
JR向日町駅周辺のまちづくり
更新日:2023年11月13日
目的
駅前広場、自由通路などの駅周辺施設の整備や市街地再開発事業を行い、東口の開設を図るとともに、駅周辺のにぎわいの創出を目指しています。
また、駅への利便性・安全性の向上を図るため、京都市と連携し、都市計画道路の新設や、市道の拡幅整備を進めています。
経過・予定
年 | 月 | 内容 |
平成31年 | 2月 | JR向日町駅周辺地区まちづくり協議会設立 |
令和2年 | 5月 | JR向日町駅周辺地区市街地再開発準備組合設立 |
10月 | 京都都市計画決定 (地区計画・市街地再開発事業・道路(向日町上鳥羽線)・用途地域・準防火地域・特別用途地区) (決定日:令和2年10月14日) | |
令和4年 | 2月 | JR西日本と工事協定締結 |
3月 | 市街地再開発組合の設立 | |
令和7年度 | 橋上駅舎一部使用開始 | |
令和8年度 | 東口開設橋上駅舎完成 | |
令和10年度 | まち開き駅前広場完成 |
自由通路整備事業の概要
事業主体/向日市
事業期間/令和3年度~令和9年度
整備内容
自由通路/延長約60m、幅員 5m
昇降施設/階段、エレベータ、エスカレータ
JR向日町駅自由通路等の整備計画のおしらせ(PDF:497.2KB)
JR向日町駅 新しい駅舎・自由通路デザイン決定(PDF:169.4KB)
JR向日町駅自由通路等整備に係る工事説明会のお知らせ※この説明会は終了しています。(PDF:2.2MB)
JR向日町駅自由通路等整備に係る工事説明会の資料(PDF:4.3MB)
市街地再開発事業の概要
事業主体/市街地再開発組合
事業期間/令和3年度~令和11年度
整備内容
東口駅前広場/面積約2,400平方メートル
道路(市道第3064号線)/延長約40メートル、幅員約9.5メートル
再開発ビル(駅ビル棟 5階建、住宅棟 36階建)
延床面積約46,300平方メートル、最高高さ128.5メートル
用途/住宅(約330戸)、店舗、診療所、業務施設など
(注意)両事業の概要は、令和4年2月時点の事業計画に基づき作成しており、今後、変更になる可能性があります。
現在のJR向日町駅・再開発の予定地をGoogleEarthで見てみます。
↓改めて向日市作成の「イメージ図」を見ると。
二つを比べて見る限り、大日本科研さんと南側の駐車場が再開発ビルや東口駅前広場に替わるように見えます。
↓JR向日町駅計画の「計画概要(現況・計画図)」も見ておきましょう。計画中の「再開発施設」が以外と大きいことがわかります。
向日町駅の東側にお住まいの方(京都市南区を含む)で、阪急東向日駅を利用される方なども、東海道線を東から西へ越えて行かれていて、その多くが自転車を利用されています。駅の南・北、数百メートルの所に自転車も通れる地下道がありますが、狭く不便。
東西自由通路に、「自転車も通れるように」との要望は至極当然のことと思います。
向日市も長年にわたってJRと交渉する中で要望を続けて来たとのことですが、多額の費用を要する事業であり、今回事業では歩行者のみの自由通路となっています。
現在の駅は、地下で京都行きと大阪行きを行き来できるようになっていて、その地下道を活用できないか?という意見もありましたが、大阪行きの線路下を延長する工事は地下道と地上の線路の間が狭く、上から掘削する工法ならできるものの、東海道線を一定期間止めることになるため現実的ではないとのことです。
そこで、今回事業に盛り込めないとしても、今回事業完成後に、なお自転車通路設置の要望が多い場合に何ができるか?考えるために、現状を見てきました。
今の駅の北西側の自転車置き場(公益財団法人自転車駐車場整備センター管理のCYCLE PARK)から線路を挟んだ向かい側(東側)は、工事期間中にヤードとして使われるとされるJRの空き地があります。
ここに自転車も歩行者も通れる陸橋を通す、というのも一案かと思います。土地はあるし、CYCLE PARKに直行できます。
128階建てとされるタワマンに入居される人の多くは向日市民となられるでしょう。東口の駅ビルなどに店舗が入るとされていますが、生鮮食料品や日常雑貨の買い物は? 市役所(東向日駅前別館)へ諸手続きに行くためには? など、新たに自転車で駅の東西を結ぶ通路の要望が増えそうに思えます。
いろんな視点から、中長期的に、この課題を考えて行きたいと思います。